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芝公園のオフィスリノベーション

(芝公園TCビルディング)

用途:事務所

規模:677㎡ 地上8階/地下1階

構造:S造+RC造

所在地:東京都港区

竣工:2018年6月

 芝公園にある鉄骨造の築20年のオフィスビルのリノベーションです。低層部が濃紺のレンガブロック積みによって、非耐力壁の外壁ならびに間仕切り壁として構築された建物で、20年の月日を経たこのレンガブロックの経年の味わいを活かしながらどう建物を再生するのかということに腐心したプロジェクトです。 重たく質感の荒々しいレンガブロックに対比的な素材として、エントランスではステンレスやアルミの金属類、透明で軽快なブラックミラーを選定し、新旧部分のそれぞれの良さがそれぞれを助長し合うことで、築20年のレンガブロックや既存の木製建具を際立たせながら、新築では出すことのできないリノベーションならではの、キレと味わい深さを両立した空間を獲得しています。 ブラックミラーは狭小な空間に広がりを与えるとともに、既存アウトレット類や建具の配置をきっかけとする目地のデザインにより、無計画に配置された既存アウトレット類をデザインの一部に取り込んでいます。単なる虚像として広がりを得るだけではなく、見切りとしての建築デザインと像が折り重なることで、不思議な正面性を持った面として来訪者を迎えます。 オフィス空間では、天井高さをできるだけ高く確保するために、天井裏設備スペースを整理し、折り上げ天井として、間接照明を配置しています。シンプルな白い壁と対比的に既存レンガブロックが空間に深みを与えています。 今回のリノベーションでは、照明や空調、設備機器の更新に加えて、エントランス部にオートロック自動ドアの設置、各階毎にオートロック自動ドアと連動したインターホン解錠システムの導入、ネットワーク防犯カメラの導入等を行うことで、設備面においても機能性、安全性を高めより快適に利用できるオフィス環境として生まれ変わっています。